１日目の記念講演では、東洋大学の高野龍昭教授より、２０２４年度の介護保険制度改正を踏まえ、訪問介護事業における課題や報酬改定の動向についてお話しいただきました。特に報酬改定では、訪問介護に求められる項目として、「ＩＣＴによる生産性向上」、「ＬＩＦＥ利活用による自立支援」、「医療との連携による看取り」などが挙げられました。
　特別報告では、千歳市北区地域包括支援センターきずなの浅野満主任介護支援専門員より、訪問介護の適正利用について、訪問介護の必要度を判断するために介護認定調査票から考案したニーズの点数化のほか、同包括で作成した事例集や他の事業者との事例検討会を通してお話しいただきました。
　事例発表では、訪問介護における日々の活動や課題に対応した取り組みについて、【看取り】【経営改善】【人材確保】【障がい者支援】【地域連携】【自立支援】をテーマに全部で６事例の発表のうち、１日目は２事例の発表をいただきました。

記念講演

特別報告

事例発表

　２日目は、１日目の事例発表に引き続き、各テーマについてそれぞれ発表いただきました。
　また、事例発表終了後、１日目の記念講演講師である高野龍昭教授と本会岩田志乃会長から事例発表に対する講評をそれぞれいただいた後、表彰式を行いました。
　表彰式では、講師特別賞として、【自立支援】【経営改善】をテーマに発表いただいた鷹栖町ヘルパーステーションさつき苑の米澤美絵氏・深瀬千津氏、会長賞として、【障がい者支援（精神）】をテーマに発表いただいた北斗市社会福祉協議会指定訪問介護事業所の三浦明子氏が選ばれ、本会岩田志乃会長から賞状と賞金目録（３万円）が授与されました。なお、その他の事例発表については、奨励賞として賞状と賞金（１万円）が授与されております。

事例発表

講評・表彰式

講評・表彰者：【講師】高野　龍昭　氏
　　　　　　　【役員】岩田　志乃（北海道ホームヘルプサービス協議会　会長）